ページのトップです
採用情報

ブログ

木太町の家換気装置:第一種熱交換型換気装置DOMEO

1月にお引き渡しした木太町の家の24時間換気装置DOMEO(ドメオ)の紹介です。
ドメオは第一種熱交換型の換気装置です。
熱交換効率は92%で最高クラスの性能です。
ドメオはドイツのパッシブハウス研究所の認定品になっているため、性能面は第三者機関によって確認されていて間違いない換気装置になっています。
しかしながら、そういうことがドメオの大きなメリットではありません。

第一は壁掛けなので、フィルタ清掃がしやすいということです。
熱交換換気は熱交換素子がつまらないためにフィルタが必要です。
フィルタ清掃は数か月に一度必要です。
家の中で一番メンテナンス頻度が高いところといえるかもしれないので、とても大事なことです。

第二は使われているダクトが「太い」ということです。
日本製だとφ50㎜やφ75㎜なのですが、DOMEOは末端でφ100㎜のものが使われています。
細いダクトは、設計風量が出づらいだけではなく、同じ風量だと風速が早くなるので、気流感を感じやすく不快感が増します。
風量測定するとわかるのですが、配管が細い機種は換気計算書通りの風量が出ないことが多いです。

第三は使われている給気・排気グリルが調整がしやすいもので、風量の調整がとてもしやすいです。
また、そういうグリルだと生活が変化した際に、風量を変化させて調整することができます。

第四は局所換気を設置する必要がなく、DOMEOだけで建物全体の換気が完結する点です。(キッチン以外)
高気密住宅では温度差等でいろんな圧力がかかります。そのうえで換気扇が多数ついていると、条件が悪いと逆流したりするケースもあり、適切な換気が行われなくなります。
基本は顕熱交換式ですが、全熱交換の素子も準備されており、生活に応じて変更することが可能です。
※点検や清掃が必須です。

また、熱交換してほしくない際に自動的に熱交換しない、バイパス機能も付いています。
春先で少し室内が暑すぎる際は、熱交換せずに熱を排出したいものです。
例えば、夜になり外気が下がると、熱交換回路をバイパスして熱を排出するわけです。

DOMEOは欧州型の基本的な機能がしっかりと備わった機種だと思います。