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極力雨に濡らさないように・・・初期型結露を防ぐ施工

令和2年の梅雨は本当に雨がよく降ります。
九州や各地で被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。

本当は7/12(日)に上棟式の予定だったお家もまだこんな状態です。
土台を丈夫なブルーシートで養生しています。

弊社では、蒸し返し現象による初期型結露を防ぐために極力構造体を濡らさないようにしています。
よって、天気予報が雨の予報だと建て方を延期します。
残念ながらこの現場は2週間ほど延期しています。

昔の土壁の家なら問題ないのですが、現在のサッシが入り壁や屋根も気密を取っていく建て方だと、構造体を濡らしてしまい、初期含水率を上げてしまうと建物にとても悪い影響を与える可能性があります。
現在では夏型の結露は空気中の水蒸気で起こることはまず考えられず、木材やコンクリートをずぶぬれにしてしまい初期含水率を上げてしまい、それに強い直射日光が当たると「蒸し返し現象」といって木材等から急激に水分が出てきて壁の中がすごい高湿度の状態になってしまい、そんなに温度が下がらなくても結露を発生する可能性が高まります。

お施主さまもそれを望んでくださっているので、大丈夫なのですが恨めしいですね。

tanaka