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付加断熱工事(グラスウール)~多肥の家

多肥の家では、外部の付加断熱の工事が進んでいます
グラスウールでの付加断熱です。

使用するグラスウールは高性能グラスウールボード32Kです。
付加断ボード
ボード状なので、施工した時に外に膨らまないので、通気層をつぶす恐れがありません。
また、(水に弱い素材ですが)撥水加工されているので、施工時や将来的な雨水の侵入の際にも安心感が高いです。

しかし、グラスウールは水に弱い素材なので、天候を見ながらの作業段取りになります。

グラスウールで外張りする場合は、木の桟を打ち付けます。
その間に、グラスウールボードを入れていきます。

構造用の面材は、構造用MDFを使用しました。
大きな空間を作る際、構造MDFの壁倍率4.3倍はとても有効です。
(継ぎ目は気密テープで処理しています)

その上から透湿防水シートを貼ります。
透湿防水シートは防水防風層になるので、とても大事です。
シートの継ぎ目は、気密テープで処理します。

その上に通気胴縁を施工して、通気層を形成します。
耐久性を重視して、通気胴縁は縦と横ダブルでいれています。

防水紙も先貼りしているので、本貼りのシートと確実に連結できます。

グラスウールは水蒸気を通しやすい素材です。
外張りで使用すると、万が一壁体内に水が浸入した際、通気層に向けて排出しやすいという壁の構成になり、とても結露に対しての安全性は高いです。

壁体内結露発生防止のセオリーである「外側開放の法則」という理想に近いものになります。