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ダニの人体への影響~百害あって一利なしのダニ、カビ、結露

南雄三さん監修の建築技術1月号はとても勉強になりますね。
人と建物の健康で、切っても切り離せないのは「カビ」の次は「ダニ」。

昔に比べてダニに食われてカユイ、という話は聞かなくなってきました。
結論から言うと、現代ではダニの糞や死骸等がアレルゲンになって、気管支喘息やアトピー性皮膚炎の原因となることが、大きな問題です。

建築技術1月号より

吸血性のイエダニやマダニは一番やっかいです。イエダニはネズミがいない住宅ではまず出現することがないそうです。
発生したら直ちに駆除する必要がありますが、根本的には吸血源の動物を取り除かないと被害は減りません。

最近は屋外のマダニ類によるウィルスの媒介で亡くなる方もいるので、キャンプに行ったり屋外作業をした際はペットも含めてマダニが付着していないか確認する必要があります。

建築技術1月号より

ヒョウダニ類はカーペット、布製のソファーや車のシートにも生息しているそうです。
常在性のヒョウダニ類は人を刺すことはないが、その糞、死骸や脱皮殻は気管支喘息やアトピー性皮膚炎の重要なアレルゲン(アレルギーを引き起こす原因物質)になります。このため、ダニを殺すだけでなく、死骸や糞等を除去することが必要になります。

基本的な対策は、ヒョウダニ類のエサである屋内チリを取り除くこまめな清掃と乾燥だそうです。

特に掃除機による清掃は、すべてのダニ類に対して間違いのない対策とのことです。

かつて一般的だった畳、カーペットからフローリングに代わり、水分を発生する開放型のストーブからエアコンに代わり、ダニは生息しにくくなってきていますが、やはり気を付けたいものです。

tanaka