少し前なのですが、松尾設計室様の現場気密測定しました。
外部は付加断熱の工事がすすんでいました。
内部は高性能グラスウール16Kを105㎜充填して、その上に防湿気密シートを貼っています。
防湿気密シートは可変透湿型です。
暑い中、締め切って測定するのですがお施主様と設計の方も同席されています。
まずは減圧をかけてチェックしていきます。
配管の貫通部にわずかな漏れがあったので、シール材を打って補修します。
結果発表ではなくて、こういう目視ではわかりづらい漏気個所を補修して施工精度を上げるのがとても大事です。
結果は
0.3cm2/m2(0.27cm2/m2)でした。
JISでは小数点第二位を四捨五入するので、正式には0.3となります。
自社設計ではないので少し心配していましたが、良好な気密性能でとてもホッとしました。
また、現場陣にはいつもと違う納まりもあったところ、施工精度をキープしてくれて感謝です。
もちろん、松尾設計室様では許容応力度計算での耐震等級3を自社で設計されていますが、今回の建物は制震装置も取り付ける仕様でした。
これは、筋交いに制震性能を持たせるタイプと違い、制震性能に特化してしているタイプで、お奨めの種類だと思います。