約1か月前の7月下旬、香川町大野の家上棟しました。
現場では(だいぶ前ですが)サッシの取り付け作業中でした。
先張りシートを施工してから、サッシ取付です。
棟梁も手馴れていて、てきぱきと綺麗に処理してくれています。
サッシを取り付けるとこういう状態になります。
先貼りすると防湿が、施工しずらいサッシ際でのテープ処理に依存しない施工方法になります。
こういうひと手間をかけると、建物の耐久性は飛躍的に向上します。
この建物は基礎断熱方式です。
床下の通気を浴するために、室内側は通気パッキンを基礎と土台の間に設けて、風通しをよくしています。
また、床下エアコンを採用しているため、必要な部分はさらに暖気が拡散しやすい基礎計画にしています。
もちろん、許容応力度計算で安全性を確認しています。
外部の付加断熱はグラスウールを使います。
付加断熱の上に通気層を縦横それぞれ15㎜施工します。
45㎜のグラスウールだと断熱の受け材も安価な既製品の寸法なので、コスパに
耐力面材は構造用のMDFを使いました。
構造用のMDFは告示で壁倍率4.3倍(通常の構造用合板は2.5倍)の強度があるため、高耐震の建物を作るのに向いている材料です。
付加断熱に使用するグラスウールです。
グラスウールボード32Kです。
壁や屋根に使用するグラスウール(バット品)に比べ、ボード状のものはしっかりしていて垂れずらく、また撥水加工がされているので突然の雨にも強く、外張り断熱に向いています。
ちなみにこの断熱材は茨木県産です(笑)