まんのう町のパッシブハウス・クラスの建物上棟の続きです。
この建物は屋根断熱を採用しています。
屋根は登り梁に24mmの厚い合板を貼って、耐震力を高めています。
(許容応力度計算で耐震等級3を確認しています)
この合板の上に通気層を取るために通気垂木を打って、その上に野地板を貼ります。
せっかく合板を2枚貼るので、通気層の下の合板にも防水紙を貼り、防水を強化しています。
つまり、通気層に雨水が侵入しても、躯体内には入らないようになっています。
また、透湿性の防水紙を貼っているので、合板が何かの理由で湿ったとしても外に排出することができるので安心です。
野地板の上にゴムアスファルトルーフィングを貼って、その上にガルバリウム鋼板を施工していきます。
タテハゼ葺きはルーフィングと密着するので、透湿性のあるものだとガルバリウム鋼板に悪影響を与えてしまうので、透湿性のないもののほうがよいです。
瓦やガルバリウム鋼板でもアポロ葺き等、密着せず湿気が逃げていくことができる形状の屋根材だと、透湿ルーフィングはとても有効です。
tanaka