少し前ですが、滝宮の平屋が上棟しました。
全面板張りの素敵な建物です。

土台・柱は無垢のヒノキ材を使用していて、ホウ酸で防腐防蟻処理をしています。
桁周りの防湿気密シートの先貼り施工、バッチリきれいです。
先貼り施工することで、防湿性能の耐久性が飛躍的に向上し、結果的に建物が長持ちします。
子や孫の世代まで建物を引き継いでもらおうと思うと、こういう処置が大事になってきます。

窓廻りの先貼りシートもキレイに施工してくれています!
窓廻りは温度が低下しやすく結露が発生しやすい箇所です。
この辺りは気をつけて施工したい場所になります。

屋根は登り梁で、水平構面を形成して耐震力を確保しています。
屋根断熱は高性能グラスウール16Kを315㎜施工します。
酷暑の時期でも、これくらい断熱厚さを確保していると室内側で屋根からの厚さを感じることはないことが経験的にわかっています。

この建物は床下エアコンを採用しているので、基礎断熱になります。
弊社ではスラブ上の断熱材は全面敷設することを基本としています。
地熱は外気よりは高いのですが、15~16℃程度で室温より低く、熱が土中に逃げることになってしまうからです。

配管の貫通部は防蟻タイプのウレタンで隙間をしっかりと埋めています。
使用している断熱材はXPSの中で一番断熱性能が高いグレードで、XPS3種aD=熱伝導率0.022という種類物のを使用しています。
この後は屋根や壁の断熱施工に入っていき、気密施工が完了すると中間時の気密測定になります。







