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仏生山の平屋は、断熱工事が順調に進んでいます。
充填断熱に使用しているのはグラスウール。
柱間に105㎜、屋根に210㎜施工していきます。
日本では一般的な袋入りグラスウールは、きちんと隙間なく施工するには向いていないため、袋に入っていないグラスウール(裸グラスウールや正式には防湿層なしグラスウールと言われる)を使います。
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その上から、防湿気密シートを貼ることによって、壁体内の結露を防ぎます。
こういったところでも、施工の注意点があります。
断熱材は隙間なく施工することが大事です。
断熱されていないところがあると、単純に寒い、ということになりますし結露を呼ぶことになります。
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施工している断熱材を剥いでみると、こういう状態です。
下部には下地があるため、厚さが違います。
そのため、それに合わせたグラスウールを加工して入れています。
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また、柱際も下地があるため、↑のように下地に沿うように断熱材を充填していきます。
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コンセントの周りも厚さが変わるので、奥までしっかりと断熱材が切れないように施工していっています。
気密コンセントボックスを使って、電気の線がはいるところはシーリング材で埋めています。
そういうことをしないと、風が強いときにコンセントから風がくる・・・なんてことになってしまいます。
見えないところをしっかりと施工することが、とても大事です。
いくら断熱等級6や7の高断熱な建物という計算結果になっていても、施工が伴わなければ絵に描いた餅になってしまいます。
いつも丁寧な仕事をしてくれている大工さんには感謝です。