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「U値=断熱性」と「日射取得率」が両立したガラスがなぜよいか? その2

前回のつづきです

窓からの日射取得量>窓からの熱損失

この収支がトリプルガラス樹脂サッシよりペアの樹脂とアルミの複合サッシが変わらない、またはペアのほうがよい場合があるために日射取得面のガラスはペアのほうがよい、というのが温暖地でのトリプルガラス不要論です。

計算上はそうなりますが、実際の生活を考えるとどうでしょうか?

・サッシの温度
トリプルガラス>ペアガラス

・熱損失
トリプルガラス<ペアガラス

つまり、晴れの日の日中は暖かいですが、曇りの日が続いたり夜間は熱損失が大きくなってしまいます。
特に、窓の温度が低いことは、体感温度の低下やコールドドラフト現象をおこしてしまい、足元の冷えに直結してしまいます。

よって、日射取得を重視してペアガラスを採用するのはありですが、その断熱性能の悪さを補う措置が必須と思います。
例えば、厚手のカーテン断熱プリーツスクリーンを併せて計画する等々、が必要です。

冬に一番都合がよいのは、「断熱性能が高い」かつ「日射取得量が多い」ガラスです。
ということで、ESガラスというのは体感がとてもよくなるとても良いガラスと思います。

tanaka