エアコンを量販店に買いに行くと、余裕を持った容量(〇〇畳用)のものを奨められることが多いと思います。
量販店さんは、効かなかったときにクレームになることが怖いので、大きめに誘導します。(値段も高いですしね)
「大は小を兼ねる」と言いますし、少し高価だけど大きめを購入しようかと判断される方もいらっしゃると思います。
実は、お金がかかるのは購入する時だけではないのです。
↑のように、エアコンは低負荷運転(ちょろちょろ運転)の割合が多いときに、効率が悪くなるという傾向がある機器です。
スイッチをいれた当初は高負荷運転(全力運転・普通運転)になりますが、部屋があたたまると、低負荷運転になります。
室温を維持しようと思うと、低負荷運転が断続的に続きます。
それによって、さらに効率(COP)が悪くなりどんどん電気を食うようになります。
大きなエアコンを低負荷運転するのは、とても効率が悪く、適正なサイズのエアコンを普通運転し続けるほうが、電気は食いません。
なので、低負荷運転で電気を食わないように、デュアルコンプレッサーという仕組みを取り入れているメーカーがあるんですね。
〇〇畳用と表記されますが、家の省エネ性能によって必要になってくる容量は変わってきます。
家の性能と面積を考慮した計算を行い、適正なサイズのエアコンを選ぶことが、購入金額と電気代を少なくするのに大事なことです。
tanaka