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結露計算とは?

せっかくの高性能な高断熱・高気密なお家を建てても、結露を起こしてしまっては、元も子もありません。
クロスや窓がびしょびしょになる「表面結露」だとまだよいですが、断熱性と気密性が高まると壁の中がびしょびしょになる「内部結露」を起こしてしまいます。

そうなると、構造体を痛めてしまうことになります。

そうならないために、シミュレーションするのが結露計算になります。

結露計算の方法には定常計算とより詳細な非定常計算があります。

JCA・デコスセミナー2020 岐阜県立森林アカデミー辻充孝氏資料より

高性能グラスウール16Kで105mm断熱した際の定常計算結果です。

まずは、防湿層があって、構造用の面材を針葉樹合板があるパターンです。
防湿層をきちんととり、適切に施工されると湿気が逃げにくい針葉樹合板を使っても、湿度は70%くらいで抑えられます。

防湿層をなくすと・・・・

合板の裏側が湿度100%を超えてしまい、結露を起こしてしまいます。

構造用の面材を透湿性が高い面材、タイガーEXボードに変更すると・・・

なんとか結露はしない計算になります。
96%でギリギリなので、あまりお奨めできるものではありませんが・・・

もちろんですが、防湿シートを貼って透湿性の高い構造用面材を使うのが一番健全な断面構成になります。