ZEHの申請等で、「一次エネルギー計算をして・・・」とか言われます。
普段使わない言葉ですよね。
認定低炭素住宅の基準でも
・ 省エネ法の省エネ基準に比べ、一次エネルギー消費量が△10%以上となること。
ということになっています。
一次エネルギーとは、自然から採れた(加工や変換をしない)そのままのエネルギーのことです。
石油やガス等がそれにあたります。
私たちが普段使っている、電気やガソリン、都市ガス、プロパンガスは二次エネルギーといいます。
コンセントから電気が来ていますが、これは石炭や石油、原子力のエネルギーを電気に加工・変換してコンセントまで電気としてエネルギーが来ています。
CPUさんの建もの燃費ナビの資料でわかりやすいものがありました。
つまり、コンセントの電気はその2.7倍の石油=化石燃料からできているということになります。
これをPEF=エネルギー換算係数と呼ばれます。
なので、オール電化住宅は電気代は深夜電力を使うことで安価なのですが、環境負荷は高いということになります。
たとえば暖房や給湯にしても、 電気、ガス、灯油等々 人それぞれ使うエネルギーは違います。
それぞれの使用量で比較しても、地球環境負荷の良否の比較にはなりません。
なので、一次エネルギー=化石燃料に換算して比較検討するわけです。
tanaka