
出典:構造塾(M’s建築設計)
「耐震」とは、建物を固めることです。
建物を固くすることによって、地震や台風で力がかかり建物が変形しようとするのを防ぎます。
建物変形が大きくなると、柱と梁との接合部等が壊れ、建物が倒壊してしまいます。

出典:構造塾(M’s建築設計)
制震装置の役割は「損傷防止」です。
地震で建物が揺らされ続けると、ブランコのようにどんどん振幅が大きくなってきます。
振幅が大きくなると、変形が大きくなり、接合部等が耐えられなくなると建物は倒壊してしまいます。

制震装置を取り付けると、揺らされ続けても建物の振幅が大きくなりづらいため、建物の損傷や倒壊を防ぐことができます。
私たちの考えとしては許容応力度計算で耐震等級3はマストだと思っています。
仕様規定で建てられた建物や品確法の計算で建てられた建物に比べれば、より安全性は高いといえますが、南海トラフ地震等の大地震が来た際にお施主様の資産を絶対に守ることができると言い切ることはできません。

さらに地震に対して対策をする一つの方策が「制震装置」の設置です。
制震装置の採用はとても効果的です。

初めて震度7とされたのは1995年の阪神淡路大震災でした。
その際は気象庁が現地調査をしてその結果から震度を決定することになっていました。
しかし、それが初動の遅れにつながったのではという批判から、翌1996年には震度計を用いた計測震度が用いられることになりました。
計測震度が採用されてから最初に震度7が観測されたのは2004年の新潟県中越地震でした。

その後30年間で7回の震度7が発生しています。
これはかなりの高頻度といえると思います。
震度6強は19回、震度6弱は43回も起こっています。
やはり、高耐震の建物でも繰り返しの大地震を経験すると、やはり劣化はゼロとはいえません。
制震装置を設置すると、その耐震力の低下をかなり低減することができます。








