22 Jul 2019
先日、お客様からエアコンどれを買ったらよいか迷っているとの相談をいただきました。
弊社ではどういう大きさ(〇〇畳用)で大丈夫とか、効率とか説明しているのですが、量販店さんに行って説明を受けるとやはり迷いますよね。
今回のケースは「量販店仕様のお求め安い価格のもの」とお奨めした「一番高機能なもの」と迷われているとのことでした。
↑量販店ベーシック仕様=約12万円
日立の一番高機能なもの=約18万円
約5万円の差、迷いますよね。
お掃除機能や他の機能はおいといて、燃費を比較しました。
定格能力は冷房2.2KW、暖房2.5KWで同じです。(いわゆる6畳用というやつです)
それぞれに消費電力というと
量販店ベーシック仕様:480W
日立高機能:400W
ベーシック仕様は、機能だけではなく消費電力が20%多いんです。
エアコンは平均寿命12年程度といわれ、結構長く使われるので、2割の差が大きな差になってしまいます。
冷房に1ヶ月1万円だとしたら、約2000円の差が出ます。
(高断熱高気密な建物だと差は減りますが・・・)
これがCOPというものです。
COP=冷房(暖房)能力÷消費電力です・
ベーシック仕様:2200W÷480W=4.6
高機能タイプ:2200W÷400W=5.5
最近はベーシックタイプも効率がよくなったともいえます。
(2010年の省エネ達成率100%ですもんね)
少し前まではCOP=3.0程度のものもたくさんありました。
つまり、2.2KWで700W以上消費していたとうことです。
国の一次エネルギー算定ではエアコンは(い)(ろ)(は)に区分されています。
ベーシックタイプは残念ながら一番低い(は)、高機能タイプは一番よい(い)ということになります。
お掃除等の機能と購入価格だけではなく、消費電力(その後の電気代)も気にして購入するとよいと思います。
tanaka