先日お引き渡ししたお家の換気装置は第三種換気を採用しています。
メンテナンス性を重視する方には第一種熱交換型よりも向いている方式です。
第三種なので熱交換はしないため、第一種熱交換型に比べ冷暖房の負荷は大きくなりますが、この機種はデマンド換気といって人がいないときには風量を自動的に抑え、熱の損失を減らす機能がついています。
本体自体は1階の天井裏についているのですが、点検は2階からできるようにしています。(一階からだと脚立が必要なので大変です)
カバーを外すとファンが顔を出します。
ファンもカバーを外すと止まる設計で、安心感があります。
排気のためのダクトが見えます。
この機種はダクトが100㎜で太いため、圧損が少なく確実な換気を約束してくれます。
ファン自体もワンタッチで取り外せるようになっていて、容易に清掃することができるようになっています。
ファンは吸い込む力の強いシロッコファンが使われていて、隅々まで確実に換気できます。
私たちは、パワーの弱いパイプファンによる三種換気は確実な換気ができないため使用しません。
付加断熱やトリプルガラス樹脂サッシを採用した、断熱等級6を超える建物で第三種換気を採用しても、上手く換気と冷暖房の計画をすれば快適な空間は実現できます。
ダクト式第三種換気はとてもメリットのある方式です。