構造塾の佐藤さんや松尾和也さんのYouTube等でも言われている通り、巷ではエセ耐震等級3が出没しているそうです。
「耐震等級3相当」
「仕様規定の耐震等級3」
前回のブログで佐藤塾長の動画をご紹介しておりますが、お家を建てられる方にとってとても大事なことなので、触れておきたいと思います。
結論から言うと、耐震等級2・3があるのは「品確法=性能評価レベル(長期優良住宅)」と「構造計算=許容応力度計算」のみです。
一番簡易な計算の仕様規定では耐震等級2・3はありません。
仕様規定では簡易計算のため、壁量・壁バランス・接合部の検討しかしません。
性能表示レベルでは一部簡易計算になりますが全体的に構造の検討をします。
仕様規定では、計算していない項目があるため、耐震等級2や3の判定ができないというのが実情です。
よって、耐震等級2・3は性能評価か許容応力度計算でしか判定できないということになるのです。
tanaka