(↑2017年新住協総会資料より)
昨年12月にお引渡しした仏生山の家の階間エアコンの事例です。
HEAT20 G2クラスを越えてQ1住宅やパッシブハウス等、高断熱住宅レベルになってくると、家全体を計算上は6畳用エアコン1台で全館冷暖房できるケースもでてきます。
そうなると、間仕切られた各個室に1台ずつエアコンを設置するのはとてももったいないと思ってしまいます。
その解決方法の一つが「階間エアコン」です。
一般的なルームエアコンを使用するので、初期コストとメンテナンスが楽なのがメリットの一つです。
エアコンの設置状況です。
小屋裏収納の中に設置されています。
ここから、階間(1階天井と2階の床の間)に冷暖房した空気をふきます。
冷暖房した空気が小屋裏収納に漏れると不具合が発生するので、吹き出し部は断熱材で密閉します。
エアコンの裏からは、空気が戻ってくるところをとっています。
居室の空気の吹き出し口です。
木製ガラリ、いい感じですね。
この中には、ブースターファンという専用のファンがとりついています。
これは風潮調整が可能です。
天井からの吹き出しです。
階間エアコンは計画がとても大事です。
プラン初期段階からの検討が必要になってきます。
tanaka