見学会のお家のように冷暖房負荷が30KW/m2aを切る建物だと、計算上は6畳用エアコン（2.2kw)×2台で全館冷暖房できる性能をもっています。
しかし、現実はそうはいきません。
特に2階建ての2階、「寝室」と「子供部屋×２」が建具で仕切られていて、2階に1台ではなかなか冷気や暖気がいきわたりません。
もちろん各部屋につければ解消するのですが、費用がかかってしまう上に、空間のわりに過剰な設備となってしまい、エアコンの特性上余計に電気を食ってしまうことになります。
ダクト式エアコン（アメニティエアコン）を使用したシステムを採用すれば1台で全館冷暖房が可能ですが、イニシャルコスト（初期費用）が高いのと、取り替えするのが大変というデメリットがあります。
私たちとしては、汎用品（ルームエアコン）を使用して安価でメンテナンスがしやすい全館空調のシステムを実現したいと思っています。
その思いで取り組んだのが「小屋裏エアコン」です。
tanaka
