29 Jul 2019
エアコンの話題、長くなってきました(笑)
エアコンは生活必需品ですし、選び方によって購入価格も電気代、快適性も変わるのでとても大事です。
パッシブハウスジャパン理事の松尾さんもよく言われていますが、エアコンは○○畳用ということで同機種で10種類くらい大きさ違いが販売されていますが、実質3種類だ、ということを実際2019モデルで検証してみました。
検討してみたのはダイキン社のRXシリーズ。「うるるとさらら」で人気でダイキンの主力上位機種です。
カタログを見ると大体どのメーカも↓のような表になっていますね。
これをわかりやすいように表にまとめてみました。
RXシリーズは10種類の大きさ違いが出ていますが、やはり松尾さんが言われるとおり、実質は3種類のようです。
確実にいえるのは、暖房に関しては3種類だけです。
エアコンは一定に冷やしたり温めたりするのではなく、出力を調整できます。
6畳用(暖房)でいうと、定格は2.5KWなのですが、一番絞ると0.6KWで運転できて、最大は6.2KWまで暖房できる、ということです。
暖房に関して言うとこの機種ですと、10畳用~14畳用(100V)は能力はまったく同じ。
14畳用(200V)~29畳用も能力はまったく同じです。
値段は14畳用が50万円で、29畳用は84万円。
定価で34万の差があります。
室外機、室内機の重さも比較しましたが、同じ傾向でした。
同じ14畳用でも、最大出力は暖房能力に能力が全然違うのも知っておきたいところです。(燃費も違います)
(100V:7.7kw,200v:12.2KW)
エアコンの内部に詳しいわけではないので想像ですが、車でたとえると3種類エンジンで、チューニングの差で10種類の馬力の差のエンジンをつくっている感じに思えます。
エアコンを選ぶ際は、効率(COP)や機能と併せて、最大冷暖房能力をみて購入されることをお勧めします。
tanaka