26 Jul 2019
エアコンの話、その3です。
前回は、寒くならない除湿ができるエアコンの話でしたが、今回は「扇風機程度の電気代」で冷房運転の紹介です。
「デュアルコンプレッサー」タイプと呼ばれるものです。

このタイプはなによりチョロチョロ運転が得意なエアコンです。
クルマでいうと、スピードが出てしまったあとは回転を下げてオーバードライブで燃費を稼ぐイメージです。

扇風機並みの消費電力で、冷房運転することができます。
冷房の力があまりいらない高断熱・高気密な建物だと、エアコンはON/OFFを繰り返して、消費電力が多くなってしまいます。
クルマでもアクセルのON/OFFが多いと、アクセルを一定で走るよりガソリンを食いますよね。
デュアルコンプレッサタイプのエアコンは、チョロチョロ運転用のコンプレッサをもっていて、一度設定温度になった後の温度を維持するときに、非常に少ない電気代で運転できるという優れものです。

ZEHや認定炭素住宅を計算するときに使う、国の一次エネルギー算定プログラムにも、デュアルコンプレッサ搭載有無の項目があります。
それくらい画期的な機能ですので、購入するときには検討してみてくださいね。
tanaka