9 Jul 2019
7月14日(日)の内覧会のお家紹介です。
前回ブログで紹介しきれなかった燃費のつづきです。
カタイ話が続いて、なんだか申し訳ないのですが大事なところなので力が入ります。
建もの燃費ナビではUa値やQ値、冷暖房負荷と併せて、光熱費の金額がでます。
この建物は4.5KWの太陽光発電を搭載していることにより、年間の電気代は約2万円!
夏27℃、冬20℃に全館ずっと保っての数値です。
燃費ナビは基本厳しめにシミュレーションされるので、おそらく年間の光熱費はプラスになると思います。
(天候や気温によりますが)
設計していて重宝するのが↓「暖房期の窓からの日射取得と熱損失の内訳」です。
トリプルガラス樹脂サッシを使っても西や北面は損失が多いのがわかります。
日射取得量>熱損失になるように窓の設計と選定を行います。
今回ご覧いただく建物は、損失の1.5倍ほど日射取得されており、よい設計がされているのがわかります。
これがファイスト博士※のいう「窓が暖房機になる」ということです。
パッシブハウスの生みの親
こういうようにパッシブデザインの良否について数値で確認することができます。
今の時期は日射遮蔽がキチンとできているか!が大事ですけどね!
tanaka