がいな家、芝山の麓で2023年ラストの上棟でした。
元々は１２月中旬の上棟予定だったのですが、雨天だったため延期し、年末の上棟となりました。
構造体を濡らしてしまうと、気密をとっていく建物では水分を閉じ込めてしまうことになり、耐久性を著しく損なってしまいます。
私たちは品質を保つため、極力構造体を濡らさないように施工しています。
外部の構造用合板の継ぎ目は気密テープを貼って気密性を高めています。
このあたりの処理は後ではできませんので、品質を高めたい場合はやっておいた方が良いと思います。
とても眺望が良い立地なので、２階リビングで大きな窓を計画しています。
もちろん、南面のためパッシブデザイン的にも有効です。
防湿層の連続性を確保し、耐久性を高めるための防湿気密シートの先貼りもいつもどおりキレイに施工してくれています！
金物工法の梁受け金物が↑の写真に写っています。
先貼り工法との相性も良く、もちろん在来仕口に比べ断面欠損が少ないため構造的に有利になります。
２階リビングの天井は、勾配天井で梁と野地板を表し仕上げです。
よって、２階は屋根断熱で外張り断熱を採用しています。
フェノールフォーム（ネオマフォーム）を105㎜（外張り60㎜＋垂木間45㎜）で熱還流率＝0.18W/㎡Kと夏も十分涼しく保てる熱抵抗を確保しています。
水平天井の場所は、コスト的に有利な桁上断熱。
田中工務店ではお施主様の生活やご希望に応じて、適切な断熱方式を選んでいます。
