その①ではJISの測定法にて、レンジフードや換気装置等を目張りして測定を行いました。
しかし、それは実際に住んでいる状態とはかけ離れた状態の数値になります。
レンジフードや局所換気にはシャッターがついていますが、その性能によって実際住んでいる状態での気密性能が変わってきます。
よって、今回はJIS測定法にあわせて、実際の生活している状況での気密性能を測定しました。
なお、ダクトレス一種換気(ヴェントサン)の換気口は目張りはせずに普通に閉めた状態です。
結果は0.4cm2/m2でした。
当たり前ですが0.2==>0.4に隙間は増加しました。
また、総相当隙間面積は28cm2==>47cm2となりました。
隙間特性n値も1.35==>1.5になっています。
結果としては、目張り無しの住んでいる状態でC値=0.4の気密性能が担保されているということで、温熱環境や計画換気、防湿性能を考えてもとても良い状態であることが確認されてお施主さまにはご安心いただきました。
お盆明けの引渡しで、あまり長い間お住まい頂いていませんが、ロフトについた6畳用エアコン1台運転で快適に過ごしていただけているとのことです。