先日来られたお客から質問をいただきました。
「耐震等級3の建物って、キラーパルスが来ても大丈夫?」
みなさん、とてもスルドイ質問をされます!
キラーパルスとは
キラーパルスは、中低層の家屋や木造住宅などが最も被害を受けやすい周期であるとされており、地震の際には最も警戒する必要がある揺れといわれる。
(weblio辞書より)
即答できなかったので、構造塾の佐藤塾長にお聞きしてみました。
結論から言いますと、耐震等級3=耐震力を高めることはキラーパルスにとても有効です。
キラーパルスとは1~2秒周期の揺れです。
建物が地面と同じ周期で揺れてしまうと、共振してしまい倒壊リスクが高まります。
耐震等級3 0.1~0.3秒周期の揺れ
耐震等級1 0.3~0.5秒周期の揺れ
つまり、「耐震性能が低い建物が最初の揺れで損傷してしまい、1~2秒周期の揺れになり共振して一気に倒壊してしまう」というメカニズムです。
そもそも耐震性能が高い固い建物は損傷しにくいので、1~2秒周期になりにくいのです。
佐藤塾長いつもありがとうございます。
tanaka